3.たきたの中心街地活性化政策提言

1.木下駅舎

 H19年着工を目指し、総事業費15億円の予定。南北自由通路とエスカレーター・エレベーターを備え、利便性の向上とバリアフリーに配慮される。問題は駅舎デザイン。基本計画にある「木下らしさ」といったイメージをいかに表現するかがポイント。ただ橋上駅舎ということで基本的な構造はJRの基準によるもので、色遣いや部材に木材を使うといった提案を詳細設計の段階でおこなっていきたい。いずれにしてもこの「木下らしさ」について、市民、行政、議会を巻き込んで議論を深めたい。(短期)

2.北口駅前広場

 駅舎整備にあわせ駅前広場の整備も同時進行でおこなうべきと考えている。現況は駅広が確保されている状態とはいえず、市の表玄関の体をなしていない。行政には駅利用者や地元町内会の声に十分耳を傾け、市民の利便性向上と安全性の確保という公共的視点でしっかりとした都市計画を期待する。私見ではあるが、2,500~3,000平方メートルの駅広は最低限必要と考えている。予算的には7~8億の確保が必要と思われる。(短期・概ね3~5年)

3.JT跡地・樽場落としの利活用

 よかっぺ夢まつりのメイン会場であるJT跡地が約3,300平方メートル、樽場落とし約1,500平方メートル。それぞれ都市計画道路の見直しと用地買収、埋め立てをおこない有効活用を考えるべきだ。弁天川、六軒川、利根川といった水辺空間へのプロムナードとして将来、市民広場+交流拠点施設(まちの駅)といったものを検討してはどうだろうか。また、帯広市で実施しているような屋台村(北の屋台、約25軒で大繁盛)のような暫定的な簡易施設で活性化をはかるというのも一つの考えである。(中長期・概ね5~7年)

4.景観形成事業

 六軒、木下の統一的街並み景観を形成するための事業を提案したい。地域住民と行政の話し合いにより、街並み景観に関するコンセンサス(合意)を形成。デザインガイドラインを設定し、70%以上合致すれば国及び市が2/3を補助(上限それぞれ200~250万、自己負担1/3)するというものである。このファサード事業(国交省他。表通りに面した新築部分や改装、看板等に補助)は、大分県豊後高田市など全国で多くの自治体が実施し効果をあげている。私は昭和の街並みの再現が印西には一番よいと考えている。(中長期・概ね5~10年)

5.印西水郷の舟運事業

 商工会の若手や観光協会や市民の有志が母体となって株式会社又は事業組合を結成し、舟運や様々な活性化イベントを企画運営。バックアップ体制は商工会TMOが国の補助金の受け皿となり、市産業振興課が企画調整にあたる。将来的には、活性化の交流拠点施設の指定管理者となることや、地域通貨の発券といったことも視野に入れ、まち興しの中核を目指していくことを提案したい。(すぐに!)

6.歴史的建造物(蔵)活用

 現在木下まち育て塾が主体的に担っている事業を行政がバックアップ体制を確立する。予算措置も含め行政に働きかけていきたい。(すぐ!)

7.木下駅南口

 県立印旛高や日本デキシーの移転問題等の状況を見ながら、今後具体的な政策提言をおこないたい。いずれにしても、莫大な予算を伴う大プロジェクトであり、都市計画にあたり市民の声に十分耳を傾けていきたい。(長期・10年)

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